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猫背解消の秘訣:姿勢矯正とストレッチの重要性

執筆者の写真: muscle care mastermuscle care master



脊柱の後弯症と呼ばれるような、背中が丸まってしまっている状態、一般的に「猫背」と言われるこの状態は、多くの人に見られ、肩こりや腰痛の原因になりうる姿勢のトラブルの一つです。


長時間のデスクワークやスマートフォンの使用などで、下向き加減になっていたり、パソコンに首を近づけるような体勢でいると、この猫背姿勢が形成され、強化されてしまいます。こういった日常生活の習慣が原因で発生することが多く、放置すると肩こりや腰痛、背部痛、頭痛などといった不調を引き起こす可能性があります。


カイロプラクティックの研究で「Postural Kyphosis and Chiropractic Therapy」姿勢性後弯症とカイロプラクティック治療という研究論文が出されました。この論文では、カイロプラクティックによる胸椎のアジャストメント(調整)と胸筋のストレッチを組み合わせることで、アジャストメントのみ、あるいはストレッチのみよりも姿勢の改善に効果があることが示されました。


論文はこちら↓



カイロプラクティックによる胸椎アジャストメントの効果


カイロプラクティックは、脊椎や神経系の機能を改善する手技療法として知られています。特に胸椎(背中の上部)のアジャストメントは、以下の効果が期待できます:

  • 脊椎の可動域の向上: 胸椎の柔軟性を高め、正しい姿勢を維持しやすくします。

  • 筋肉の緊張緩和: 背中や肩周辺の筋肉の緊張を和らげ、痛みや不快感を軽減します。

  • 神経機能の改善: 神経の伝達を正常化し、全身の機能向上をサポートします。


これらの効果により、猫背の改善だけでなく、全体的な健康増進にも寄与します。



胸筋ストレッチの重要性


猫背の多くは、胸の筋肉(大胸筋や小胸筋)の短縮や硬直が原因となっています。これらの筋肉を効果的にストレッチすることで、肩が前方に引っ張られるのを防ぎ、自然な姿勢を取り戻すことができます。


おすすめの胸筋ストレッチ

  1. ドアフレームストレッチ:

    • 方法: ドアの枠に両肘を90度に曲げて当て、ゆっくりと前方に体を傾けます。胸の前面に伸びを感じたら、その状態で30秒間キープします。

      ※ドアのフレームではなく、壁を使って片側ずつやってもOKです。


  2. 仰向けストレッチ:

    • 方法: 床に仰向けになり、両腕を左右に広げます。肩甲骨を寄せるように意識しながら、胸を開く感覚を感じます。深呼吸をしながら30秒間維持します。

    • ストレッチポールを利用して行うとより胸にストレッチをかけることができます。さらに、錘などをもってやるとストレッチを強化させることができるので、物足りない場合はこちらもトライしてみましょう!



これらのストレッチをやる上で、胸にストレッチ感が来ない場合は要注意です。肩の関節や背中や首といった場所に筋肉の緊張や張り感を感じる場合は、NGとなりますので、どこに感覚が来ているかを気にしながら行うようにしましょう。


これらのストレッチは、日常生活に取り入れることで、胸筋の柔軟性を高め、猫背の改善に役立ちます。



姿勢改善のための総合的アプローチ


カイロプラクティックの施術と胸筋ストレッチを組み合わせることで、より効果的に猫背を改善することが可能です。さらに、日常生活での姿勢意識や適切なエクササイズを取り入れることで、再発を防ぐことができます。

例えば、肩こりや首の痛みの原因に対して、上半身を中心に筋緊張を緩和するストレッチや筋膜リリースを行い、脊椎の可動域を上げるモビリゼーション、アジャストメントなどの施術が効果的であるとされています。 


また、猫背や側弯症による不良姿勢の改善には、カイロプラクティックの施術が有効であり、普段から筋トレやストレッチを行うことも推奨されています。 

猫背に悩んでいる方は、専門のカイロプラクターに相談し、適切な施術とストレッチ方法を指導してもらうことをおすすめします。継続的なケアと自己管理により、健康的な姿勢を維持し、日常生活の質を向上させましょう。


専門のカイロプラクターは、日本カイロプラクティック登録機構https://chiroreg.jp/ や 世界カイロプラクティック連合に加盟している日本の団体、日本カイロプラクターズ協会https://jac-chiro.org/ こちらから見つけることができますので、確認してみて下さい。




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